約 3,942,865 件
https://w.atwiki.jp/cityofstreamer/pages/365.html
ブルーシャーク傘下
https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/104.html
カセドリア連合王国軍アマテラス~修練の書~ 第3話 試練 次の日、私はスモーキーさんに連れられて、兵士育成機関に向かった。 兵士育成機関に着くと、既に講義や実習の様な光景を目にした。 沙「あの、スモーキーさん。…もう授業は始まってるんじゃ?」 ス「ん?あぁ、他の奴らはな。でもお前は俺が指導するんだから、他の奴らとは違うぞ。」 スモーキーさんは笑いながら私を運動場の方へ連れて行った。 運動場には既に2人の人が待っていた。 他にも2名ほど指導すると言っていたので、この二人が一緒に指導を受けるのだろうと思った。 その二人を加えて、4人で運動場の隅にある休憩所まで行った。 ス「それじゃ、一人づつ自己紹介でもしてもらおうかな。」 休憩所の椅子に腰掛けて、一人づつ自己紹介するようにと言われた。 沙「初めまして、沙羅って言います。ウォリアーをやってます。これからよろしくお願いします。」 ゼ「初めまして、ゼノです。見ての通りスカウトです。これからよろしく。」 べ「ベルクと申します、ベルと呼んでください。これからよろしくお願いします。」 3人の自己紹介が終わると、スモーキーさんが立ち上がった。 ス「俺の名前はスモーキー、お前達の教官だ。呼び方は教官でもスモでもどっちでも良い。 これから1年間でお前達を一人前の兵士にしろという隊長の命令だが、 俺はそんな悠長な事はしない。 今この国は、戦力となる兵士を待っている。 …3ヶ月でお前達を一人前の兵士と呼べるまでに鍛えるつもりだ。 それなりの覚悟はしておくように。」 ゼ「ちょ、ちょっと待ってください。 正規の兵士の育成期間は1年を要すると講義でも言われてます。 それを3ヶ月なんて、無茶です!」 ス「無茶ならそれを可能にしてみせろ。」 べ「ありえない…。3ヶ月で新兵が精兵になると言うんですか?!」 二人が騒いでる中で、スモーキーさんがふと溜息をついた。 そして、私達を見ながらゆっくりと話しだした。 ス「…お前達は良いじゃねえか、3ヶ月も鍛えてもらえるんだから。 俺が初めて戦場に立った時に、どれだけ鍛えられたと思う?」 沙「…1年じゃないんですか?」 ゼ「そんなに言うんだから、1年以内…半年でしょう?」 べ「もしかして、3ヶ月ですか?」 その時、突然スモーキーさんがテーブルを拳で叩き割った。 ス「どいつもこいつも甘ちゃんばっかりだな!俺がお前達位の頃は、 カセドリアは独立戦争の真っ只中だぞ? そんな時間があったとでも思ってんのか?! …0だ。訓練も何も受けて無い子供に、武器を持たせて戦場に送ったんだッ!!」 沙「…そんな、そんな事信じられません!」 ゼ「そうだ、そんなの嘘に決まってる!」 私とゼノさんが嘘だと言っている横で、ベルクさんが一人頷いた。 べ「昔、母さんに聴いたことがあります。カセドリアが独立する時に、 子供も兵士として借り出されたと。 その時に死んだ子供も多かったから、今の1年という育成期間が設けられたって。」 ス「俺の指導を真面目に受けるなら、3ヶ月でお前達を一人前の兵士にする自信がある。 後はお前達のやる気次第だ。」 そう言って、スモーキーさんは何処かに行ってしまった。 スモーキーさんが居なくなって、3人でこれからどうするかを話し合った。 ゼ「無茶苦茶だ。3ヶ月鍛えただけで戦場に行くなんて、無理に決まってる。」 べ「でも、やってみないと分からないですよ。ウジウジしてても仕方ありませんよ。」 沙「それにしても、スモーキーさんは何処に行っちゃったんだろ?」 しばらく3人で待っていると、スモーキーさんは、 スモーキーさんにそっくりな人形の様な物を持ってきた。 沙「何ですか、それ?」 ス「これか? これはな、お前達の相手だ。」 そう言うと、スモーキーさんがポケットからクリスタルを取り出し、 人形の胸の部分に埋め込んだ。 すると、まるで生きているかの様に人形が動き出した。 ス「こいつを3人で相手をしてもらう。」 ゼ「3対1でしかも相手は人形って、教官は何を考えてるんですか?」 スモーキーさんが人形のスイッチを押した瞬間に、人形が私達に襲い掛かってきた。 ス「その減らず口がどこまで叩けるか、見せてみろ!」 ベルクさんが詠唱を開始し、ゼノさんが弓を構えた。 二人の戦闘準備が終わるまで、私は彼らの盾になろうと思った。 人形はどうやらモレクブロウを持っているようだった。 スモーキーさんに貰ったダークブランドと盾を構えて、迎撃の体勢を取った。 人形の初撃を盾で受け流して剣で斬りかかろう。 そう思った矢先、不意に私の視界から人形が消えた。 何処に行ったのか探していると、後ろの方から身の毛も弥立つ程の殺気を感じた。 人「…遅い。」 慌てて盾でガードしようとしたのだが、思った以上の衝撃だったため そのまま5mほど後ろに飛ばされてしまった。 人形は私を追撃しようとしたが、ベルクさんのアイスジャベリンを避ける為、追撃を断念した。 ゼ「大丈夫?!」 ゼノさんとベルクさんが私の所まで来て、私が無事かどうかを確認しに来た。 その間、人形はまるで私達を待っているかのように攻撃して来なかった。 べ「様子見…という所でしょうか?」 ゼ「僕らが新米だから、手加減してるって感じだね。」 沙「どちらにしても好機です。 人形が油断している隙に、一気に倒しましょう。 私が人形の注意を引きますから、二人は隙を見て倒してください。」 ゼ「分かった。」 べ「沙羅さん、お気をつけて。」 私は人形の注意を引くため、盾で身を隠しつつ、人形目掛けて突進した。 二人は人形の様子を伺いつつ、何時でも攻撃できるよう構えた。 人「…面白い技だな。目には目を、技には技で返してやろう。 我の周囲の敵を吹き飛ばせ、ベヒモステイルッ!!」 人形まであと少しの所で、下から打ち上げられる様な衝撃を受け、 私は空中に吹き飛ばされた。 私が空中を漂っている間に、人形がゼノさんに接近した。 そして、ゼノさんの腹部を殴った。 ゼ「ぐッ!」 その場に倒れこむゼノさんを横目に、今度はベルクさんに殴りかかった。 ベルクさんはアイスジャベリンを放ったが、それを紙一重で避けて、 ゼノさん同様に気絶させられた。 それに要した時間は、瞬きを1回したか否か位だった。 沙「…そんな、強すぎる。」 空中に居る私には、ただ見ている事しか出来なかった。 そして感じた……明らかな力の差を。 私達が相手をするには、あまりにも強すぎる。 私は、着地すると同時に守りを固めた。 人形が渾身の力でモレクブロウを私に振り下ろしてくる。 もう駄目だッ! しかし、モレクブロウは止まった。 スモーキーさんが、モレクブロウが私に振り下ろされる前に フェンリルで受け止めてくれていた。 ス「…中止だ。まだお前達には無理のようだな。」 スモーキーさんが、失望したと言わんばかりの顔で私達を見た。 沙「・・だ。」 ス「ん?」 沙「嫌だ、まだ終わってない!」 失望されたくない! スモーキーさんに私の成長した姿を見てもらいたい! そう思った瞬間、不意に自分の中で何かが切れる音が聞こえた。 先ほどまで蓄積していたダメージが回復したような感じがした。 ス「そう言うなら、お前の本当の力を見せてみろ!」 私は盾を捨て、ダークブランドだけで人形に斬りかかった。 先ほどまでとは違い、体が羽の様に軽く、自分でも信じられないほど強い力を感じた。 圧倒される程に力の差を感じていたが、今はそれを感じなくなった。 人「面白い。やはりウォリアーはそうでなくてはな。」 人形相手に互角に渡り合っている…いや、むしろ押している。 しばらくの間戦っていると、人形が後ろの方に跳んだ。 そして、ニヤリッと笑った。 人「面白かったけど、飽きてきたから終わりにしてやるぜ。」 人形の姿が一瞬消えたかと思うと、いきなり目の前に現れた。 気付くと、私の体に当たる寸前でモレクブロウが止まっていた。 当たる寸前に、スモーキーさんが人形のスイッチを切った様だ。 私は意識が遠くなるのを感じ、その場に倒れてしまった。
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/191.html
【MO FAQ】 > 【MO全般に関する質問】 関連項目 関連リンク コメント ヴァンガードの詳細はこちらでどうぞ。 手短に: ヴァンガードとは、デッキに入れたヴァンガード・カードによって、ライフや手札の初期値が変更されたり等、様々な特殊ルールを付け加えるカジュアル向けの特別なフォーマットです。ヴァンガードでは、アバターを1枚選んでデッキに入れます。(このおかげでデッキの最低枚数は61枚になります。デッキ入れる最少60枚のカードに、使いたいアバター1枚を加えます)試合が始まると、アバターはデッキから出てきて、あなたがプレイしている横で能力を発揮します。 補足 フリーフォームでは、デッキに何枚でもアバターを入れることができ、その能力をすべて使用できる。初期手札・ライフを増減させる効果は重複する。 関連項目 構築フォーマット>MOヴァンガード フリーフォーム 用語集>van 関連リンク Magic Online Vanguard コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/141.html
カセドリア連合王国軍アマテラス~鍛錬の書~ 第3話 不穏な晩餐会 前編 ベルクさんと城内を歩いていると、不意にスモーキーさんの声が聞こえた。 ス「シュリッツ城はどうだ?ベルクの正体を知ってびっくりしたか?」 沙「スモーキーさん?!」 驚いて辺りを見回したけども、スモーキーさんは居なかった。 私が大きな声をあげたので、ベルクさんは驚いたようだ。 べ「どうしたんですか?教官はこの城の中には居ないはずですが?」 どうやらベルクさんには聞こえていないようだった。 ス「あ、悪い悪い。これは多目的クリスタルを使った個人専用会話だ。 だからお前以外には聞こえないぞ。 卒業の時に左手首に埋め込まれた多目的クリスタルを覚えてるか? あれに手を当てながら、俺の事を思い浮かべてみろ。」 言われたとおりに左手首に手を当てて、スモーキーさんを思い浮かべた。 ス「次に頭の中で話しかけてみろ。」 沙「…何でしょうか?」 ス「お、上手いな。俺は最初の頃は戸惑ったんだがな…。 まあいいか。近くにベルクは居るか?」 沙「はい、今は城内を案内してもらってますけど?」 ス「そうか、なら好都合だ。今からいう事はベルクには言うな。絶対にだ!」 スモーキーさんの口調が変わったので、何か大切な事なのだろうと思った。 べ「どうしたんですか沙羅さん?先ほどからずっと立ったままですが?」 私は左手首から手を離した。 沙「うん、ちょっとスモーキーさんと会話中です。 ほら、卒業の時に埋め込まれた多目的クリスタルですよ。 スモーキーさんがこれを使って話しかけてきてるんです。 便利ですよね。」 ベルクさんは納得したらしく、頷いた。 ス「反応が無いが、大丈夫か?」 沙「ごめんベルクさん、ちょっと会話に戻るね。」 べ「分かりました。ゆっくり教官とのラブトークをしてください。」 沙「違いますッ!」 それだけ言うと、また左手首に手を置いた。 沙「はい、大丈夫です。」 ス「そうか。いいか、一度しか言わないからよく聞け。 晩餐会には出るな、ベルクを連れて城から逃げろッ!」 沙「どうしてですか?」 ス「どうしてでもだ!もしも晩餐会に出たら、お前達の命が危ない!!」 それ以降、スモーキーさんは話しかけて来なかった。 晩餐会に出るな? どうゆう事なのか、さっぱり分からなかった。 スモーキーさんに言うなと言われていたけども、ベルクさんに話してみた。 ベルクさんなら分かるかもっと思ったからだ。 沙「スモーキーさんが晩餐会には出るな、出たら私達の命が危ないって。」 ベルクさんは少し思案したが、分からないっといった表情をした。 べ「よく分かりません。しかし晩餐会を欠席したとあれば、父は怒るでしょう。」 歓迎の意を無下にするわけにもいかず、私達は晩餐会に出ることにした。 夜になり、私達は使用人の人に呼ばれて、晩餐会が開かれる広場に向かった。 スモーキーさんに言われた事が気になったので、小剣をドレスに隠して持ってきた。 「どうぞ、奥の方で皆さんお待ちしておりますよ。」 使用人の人に促されて、広場の奥に向かった。 べ「何時もなら広場で晩餐会なんてしないのに…、おかしいですね。」 ベルクさんの言葉を聞いて、私は立ち止まった。 何かがおかしいと感じたからだ。 私は左手首に手を当てて、頭の中でベルクさんに話しかけた。 沙「ベルクさん、多目的クリスタルに手を当てて、頭の中で私に話しかけて。」 ベルクさんは一瞬驚いたけども、すぐに言うとおりにした。 べ「何かおかしいと感じたんですね。」 沙「…うん。今更だとは思うけど、スモーキーさんが言っていた事は本当だったのかも。」 べ「今からでも遅くありません。城を出ましょう。」 沙「行く当てはあるんですか?」 べ「近くの村まで走れば10分です。此処に居るよりは安全だと思います。」 「どうかなされましたか?」 気がつくと、使用人の人が近くに居た。 気配も感じなかったのに、何時の間に…。 べ「ちょっと部屋に忘れ物をしましたので、一度戻ります。」 「ゲイル王をお待ちさせるのですか?」 べ「私が遅れても大丈夫ですよ。」 「でしたら、ご学友の方はお先に」 べ「いえ、沙羅さんも忘れ物をしたみたいですので、二人で戻ります。」 「しかし」 べ「黙りなさいッ!」 「…分かりました。ゲイル王にもその用にお伝えします。」 ベルクさんの怒った顔を初めて見たので驚いた。 私達は急いでベルクさんの部屋に走った。 その途中で、武装したゲイル王に会った。 ゲ「おお、二人とも無事だったか。」 沙「一体何が起こったんですか?!」 武装したゲイル王には何者かと戦闘でもしたかの様な後があった。 ゲ「うむ、この城に賊が入ったようだ。お前達は早く安全な所へ!」 べ「分かりました。父上、御武運を。」 部屋に戻るのを辞め、そのまま城門に走った。 城門には賊らしき人影が数名程居た。 べ「城門からの脱出は無理みたいですね。このまま殺されてしまうのでしょうか?!」 慌てているベルクさんを横目に、私は小剣を取り出した。 沙「大丈夫だよベルクさん。貴方は私が守りますッ!」 様子を伺っていると、城の兵士達が出てきた。 「賊どもを殺せ!突撃ッ!」 「野郎ども、かかれッ!」 賊と兵士が戦いを始めた。 私達は物陰に隠れながら、少しずつ城門に近づいた。 「ん?そこで何をしている!」 もう少しで城から出られるっという所で、運悪く賊の一人に見つかってしまった。 手には剣を持ち、小剣を持っている私を威嚇し始めた。 沙「私が賊の相手をするから、ベルクさんは逃げて。」 べ「私も手伝います。」 そうこうする内、賊が襲い掛かってきた。 少し身を反らしながら、襲い掛かってきた賊を斬った。 しかし浅かったらしく、また襲い掛かってきた。 べ「彼の者を貫け、ライトニングスピアッ!」 「ぎゃぁあぁああぁあッ!」 ライトニングスピアが命中し、賊が大声をあげながら倒れた。 しかしその声が災いしたらしく、賊が私達に気付いた。 「逃がすな、殺せッ!」 私達は城門から外に向かって走りだした。 「待て、逃げるな!」 賊の一人が追ってきた。 賊の方が脚が早く、すぐに距離を詰められた。 ?「伏せて!」 不意に声が聞こえた。 咄嗟に言われた通りに伏せた。 すると、賊が声をあげながら倒れた。 振り返ると、キルシュさんが立っていた。 沙「どうしてキルシュさんが此処に?」 キ「話しは後よ。早くこの先の村へ、そこで隊長達が待ってるわ。」 キルシュさんと共に近くの村まで走った。 そこに何が待っているのかも知らずに……。 あまりに暇なもんで書いちゃったよw byスモーキー
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29248.html
登録日:2014/07/21 Mon 20 13 26 更新日:2022/08/17 Wed 02 20 32 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 カードファイト!!ヴァンガード クラン ジェネシス ソウルチャージ ソウルブラスト ユナイテッドサンクチュアリ 女神 神話 魔女 概要 カードファイト!!ヴァンガードのクランの一つ。 ユナイテッドサンクチュアリに所属するクランで設定によればオラクルシンクタンクの新CEOが新たに設立したとのこと。 第10弾である騎士王凱旋から登場した比較的新参クランである。 ダークゾーンにありがちなソウルを溜めてアドバンテージを稼ぐ立ち回りを特徴とする。 アニメでは3期以降の戸倉ミサキが使用する。オラクルシンクタンクから変更した。ツクヨミェ… Gでは敵の東雲ショウマが使用。1期でライバルである騎馬シオンに倒されたのだがその後新たに所属先を変え再びシオンの敵として立ちはだかることになる。 一度負けると改心して主人公たちの味方になったり補助することの多いヴァンガードシリーズで改心せず再び敵になるという珍しいキャラでもある。 過去編となる『新右衛門編』では主人公でミサキの叔父の新田新右衛門(シン)が使用、彼名義のデッキとしてVシリーズに導入された。 主なカード 主なレア度の基準はたちかぜ参照。 G4 ・破壊神獣 ヴァナルガンド P15000+ ジェネシスの超越の切り札。 カードを4枚めくり、好きなカードだけデッキトップに、それ以外のカードはデッキボトムに置く効果を持つ。 実質トリガーチェックが最大7度行えると同義であり、強力。 効果を見るに破壊というよりは未来予知というべきか。 レアリティは「RRR SP」 後述のフェンリルの未来の姿の一つであるとされる。 ・大天使 ドゥームブレイス P15000+ ジェネシスの超越の切り札その2。 軽いコスト(フェンリルを絡めたらノーコスト)でパワーパンプは単純ながら強い。 コストを払った際ソウルの数が少なければその後払い戻しが行われる。 ちなみにカモミールやフェンリルの超越ボーナスで呼んだカードのパワーは上げられないのでその点は注意が必要。 G3 ・神界獣 フェンリル P11000 GB2達成時SB3でクリティカル+1しつつG1以上のカードはガードできないというユグドラシルの簡易版。パワーは劣るが圧力は十分だろう。 超越ボーナスではソウルから吐いたカードをCB1で蘇生する効果を持つ。ヘメラを蘇生すればソウルが返ってきたりすることも。 レアリティは「RRR SP」 ユニット設定ではジェネシスにしては珍しく悪役でありアルトマイルを付け狙う。恐らく東雲とシオンの関係をそのまま表しているのだろう。 悪さをした為神界から追放され、復活したと思ったら今度はオラクルシンクタンクのデータ改ざんなどかなり悪さをやらかしている。 ・宇宙の神器 CEO ユグドラシル P11000 ジェネシスのレギオン。 レギオン時SB6でクリティカル+1しつつグレード1以上のカードはガードできない。つまり守護者を許さないと言うこととなる。 ソウルのノルンやアクリスを捨てて超パワーで殴ろう! 最近はパワーインフレやGガーディアンの登場によりこのカードもかなり逆風気味か。 ちなみにオラクルの新CEOにしてジェネシスのCEOはこいつ。 レアリティは「RRR SP LR」 ・叡智の神器 アンジェリカ P11000 ジェネシスのブレイクライド。 ブレイクライド時、SB3で2枚ドロー。 デッキ収録のカードだったがエクストラブースターでSPとして再録。 ・白蛇の魔女 ミント P11000 ジェネシスのもう一つのレギオン。 レギオン時SB6でこのカードのパワー+10000と前列Rのパワー+5000。 Rのパワー+は永続効果なのでスペリオルコールしたカモミールも問題なくパワーがプラスされる。 レアリティは「RR SP」 ・真夜中の神器 ニュクス P11000 ジェネシスのレギオン。 手札が3枚以下の時SB3で1枚ドローできる。 レギオン時、ソウルのこのカード及びヘメラを捨てた時Vのこのカードのパワー+5000、クリティカル+1 設定によればこのカードが妹、ヘメラが姉だとのこと。パールシスターズ然りビーストテイマー然り妹の方が強いのがヴァンガードの世界。 レアリティは「RR」 ・全知の神器 ミネルヴァ P11000 ジェネシスのクロスライド。 LB効果はSB3・CB1・手札3枚捨てることでVスタンド。 ジェネシスはソウルを貯めることを得意とするクラン。しかもクロスライド先がブレイクライドということでこのカードの人気と需要は非常に高く、環境入りすることになった。 レアリティは「RRR SP」 G2 P9000 ・戦巫女 サホヒメ ダークイレギュラーズにおけるエンブレムマスター互換。当初はよく使われていた。 レアリティは「R」 ・運命の神器 ノルン P9000 ユグドラシルのレギオンメイト。ソウルのこのカードがドロップゾーンに置かれたらVのP+5000 超パワーのミネルヴァやガード不可能のユグドラシルが襲い掛かってくるのは驚異の一言。 レアリティは「R SP LR」 ・烏の魔女 カモミール P9000 ソウルのこのカードがドロップゾーンに置かれたらCB1でこのカードをスペリオルコール。 お尻がエロイ。 レアリティは「R」 ・黄昏の神器 へスぺリス P9000 ソウルのこのカードがドロップゾーンに置かれたターン、Vのアタックがヒットしたら相手の好きなカードを1枚退却。 書いていることは強いが攻撃がヒットしたら基本的に勝負が決まることがほとんどだ。 実はクラン指定がないので出張も面白いかもしれない。 ・真昼の神器 ヘメラ P9000 ニュクスのレギオンメイト。 R登場時ドロップゾーンの神器を3枚ソウルにサルベージ。 ノルンを使いまわすことで相手に圧力をかけることができる。 レアリティは「RR」 ・神界蛇 ヨルムンガンド P9000 GB1でソウルから捨てられたカードの数だけパワーパンプ。 つまり5枚捨てられたらP+5000だ。ジェネシスでは割と貴重なRのパワーパンプ型カードである。 レアリティは「R」 フェンリルの弟で彼の悪事に疲れた為か一人誰も知らぬところで仕事をしているとのこと。 G1 ・戦巫女 ミヒカリヒメ P8000 ジェネシスのバニラ。ツインテール・巨乳・巫女と属性の塊なカードだ。 ・神界獣 ハティ ヨルムンガルドのG1版。 彼と併用して高いパワーを作り出すこともできる。 ・神界獣 スコル いわゆるシシルス。 レアリティは「R」 ・蛙の魔女 メリッサ P7000 カモミールのG1版 レアリティは「R」 ・祓いの神器 シャイニーエンジェル P7000 ヘメラのG1版 ・猫の魔女 クミン P7000 誘惑のサキュバスのジェネシス版。最初期のカードだが魔女軸なら今でも使われることも。 ・オーダイン・オウル P6000 ドロップゾーンの神器をデッキボトムに置くことでVのパワー+5000 1ターンに何度でも使用可能なので神器を支えるカードとなっている。 というかジェネシスの戦犯までとも言われている。 ・挺身の女神 クシナダ P6000 ジェネシスの完全ガード。 もう1枚魔女名称の完全ガードとCCを行える完全ガードが存在する。 弱気な姿勢が非常に愛らしい1枚である。 レアリティは「RR」 ・楯の女神 アイギス P6000 クインテットウォール。 他にも神器名称のQWがあるが割愛。 他の守護者の例にもれずレアリティは「RR」 G0 ・ビビッド・ラビット P4000 シズク互換 ・星を射る弓 アルテミス P4000 リヴィエールサイクルのカード。アニメで初めてミサキさんが使用したジェネシスとして印象に残っている人もいるのでは? レアリティは「R」 ・革の戒め レージング P5000 GB1でこのカードをソウルに置くことでフェンリルの超越ボーナスを行えるカード。 幼く、可愛い容姿だがこれでも立派な大人の魔法使いとのこと。 トリガー 治3 ★5 醒4 引4 この中では戦巫女 ククリヒメと鏡の神器 アクリスと吉凶の神器 ロットエンジェルが効果を持つ。 軸 ブレイクライド神器 アンジェリカをベースにミネルヴァのVスタンドで殺すデッキ。 レギオン神器 ユグドラシルとニュクスで立ち回る軸。 ソウルよりもドロップを多く貯めるかが重要になると思われる。 レギオン魔女 いわゆる白魔女デッキ。シャドウパラディンの黒魔女と共演してみるのも一興。 アルテミス リヴィエールサイクルのデッキ。例にもれず不安定だがやはり決まれば強い。 ヤタガラス SB9と非常に重いヤタガラスを使うデッキ。2枚スタンドと2枚ドローは非常に強力だが同時期にミネルヴァが出たのがこのカードにとって最大の不幸だったか? 追記・修正はお気に入りのスーツにシミを付けたことのある人がお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とある神器のせいで、泣いてるメイルストロームが -- 名無しさん (2014-07-21 21 14 33) ↑その人には優秀な部下(R)がいるから・・・ -- 名無しさん (2014-07-21 21 51 13) ブリュンヒルデさんはどうしてああなったのか......。絵柄は好きなんだよ絵柄は...(泣) -- 名無しさん (2014-07-21 22 46 17) ユグドラシルをネオネクから引き抜いた罪は重い -- 名無しさん (2014-07-21 23 00 00) 実際魔女デッキはミントはフィニッシャーで、フェンネルでハンドを増やしていくのが大きい -- 名無しさん (2014-07-22 12 45 32) 最近のジェネシス(のクラン背景)不穏なんだが・・・。とりあえずフェンリルかっこいい。 -- 名無しさん (2015-08-12 14 05 45) ミネルヴァのレアリティ間違ってるね。RRになってる -- 名無しさん (2016-05-30 13 56 20) 新右衛門編では主人公のクランに……イマージナリーギフト集めて星域展開後グレード5の超大型ユニットヴァルケリオンを出すと言ったタイプのデッキではあるが… -- 名無しさん (2022-08-17 02 20 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cityofstreamer/pages/375.html
けして
https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/140.html
カセドリア連合王国軍アマテラス~鍛錬の書~ 第2話 プリンセス ベルクさんに連れられて、ゲイル王の待つ謁見の間へ向かった。 べ「そんなに緊張なさらなくても大丈夫ですよ。父はそんなに恐ろしくありませんから。」 沙「そう言われても…。」 ゲイル王……傭兵王とも言われ、カセドリアが独立する時にカセドリア側で戦った王である。 謁見の間が近づくにつれて、心臓の鼓動が早くなるのを感じた。 傭兵王との謁見なんて始めてだから怖いな…。 謁見の間に着くと、扉の前には衛兵が10名程立っていた。 ベルクさんは衣服を整えた。 私も変な所が無いか一応確認した。 べ「開けてください。」 すると、扉の前に立っていた衛兵が両脇に移動し、中央に残った二人が扉を開けた。 謁見の間はかなり広く、300人はゆうに入るだろうと思った。 床に敷かれた赤絨毯の先には王座があり、ゲイル王が鎮座して居た。 べ「父上、只今戻りました。」 ベルクさんが上品に挨拶をした。 沙「お初にお目にかかります。沙羅と申します。 この度は入城及び謁見する事を許された事に感謝します。」 私もベルクさんの真似をして挨拶した。 ゲイル王は私の顔をじっと見ていたかと思うと、不意に笑い出した。 ゲ「はっはっは、これはご丁寧にどうも。そうか、そなたがベルの手紙に書いてあった沙羅か。 この様な遠方の城によく来られた。今宵はベルの帰城とそなたの来城を祝して晩餐会じゃ。」 話しを聞いていると、小さい頃から聞かされていた恐ろしい話が嘘のようだった。 べ「それでは父上、私と沙羅さんは衣服を着替えてきますね。」 ベルクさんに促されて謁見の間を後にした。 謁見の間を出ると、ベルクさんが私の手を取って走り出した。 沙「ベルクさん、私は晩餐会に相応しい服なんて持ってないよ?!」 べ「私のドレスを御貸しするので大丈夫です! とりあえず、私の部屋に行きましょう。」 ベルクさんの部屋に着くと、何やら使用人らしき女性が3名程居た。 「お帰りなさいませお嬢様。今夜の晩餐会はどのドレスになさいますか?」 たくさんのドレスを差しながら、使用人のリーダーらしき女性が話しかけてきた。 べ「私はいつものでいいわ。それよりも、沙羅さんのドレスを選んであげて。」 「かしこまりました。」 その女性は私をじっと見ていたかと思うと、不意に指を鳴らした。 すると、周りに立っていた人達がいくつかのドレスを持ってきた。 「これなんてどうかしらね?」 ピンク色で、フリルがたくさんついている可愛いドレスを手にとって言った。 こんな可愛いドレス、私には似合わないよ…。 私は着替えるべきか少し悩んだ。 べ「どうしたんですか沙羅さん?ここには女性しか居ないので、御気になさらなくても?」 沙「そうゆう訳じゃないんだけど…。」 「さあさあ、早く着て見ましょう!」 「きっとお似合いですよ!」 沙「わわ、ちょっと待ってッ!」 抵抗もむなしく、二人の女性によってあっという間に着替えさせられてしまった。 着替え終わったところで、大きな鏡の前に立たされた。 べ「よく似合ってますよ、沙羅さん。」 「お似合いですよ。」 沙「…そう?」 私はドレスの裾を少し持ってその場で一回転してみた。 ウォーリアーとなった自分には、こうゆうドレスを着るのは最後かもしれないと思った。 二人がドレスに着替え終わったので、使用人の人達は部屋から出て行った。 すると、ベルクさんがバルコニーの方へ向かった。 ベルクさんはバルコニーの手すりに手をついて、外を眺め始めた。 沙「…どうかしたんですか?」 ずっと外を眺めているベルクさんに話しかけてみた。 べ「沙羅さん、ありがとう。」 ベルクさんが振り返ったかと思うと、目には涙を浮かべていた。 沙「どうしたの?!目にゴミでも入っちゃった?!」 私が慌てて近寄ると、ベルクさんは顔を横に振った。 べ「違うんです。私には、友達なんて呼べる人は居ませんでした。 小さい頃から周りには使用人や大人の人しか居なくて、同年代の子どもは居ませんでした。 兵士育成機関に入った時も、ゲイル王の娘と知ると皆離れて行ってしまいました。 そんな時に、沙羅さんと相部屋になりました。 沙羅さんはとても強くて、優しくて、私を一人の人間として見てくれた。 だから怖かった。 知られたくなかった。 沙羅さんにゲイル王の娘と知られて、沙羅さんまで離れて行ってしまうのが…。」 ベルクさんはそこで言葉が詰った。 涙で言葉が出ないようだった。 そしてとうとう泣き崩れてしまった。 私はそんなベルクさんを優しく抱きしめた。 沙「大丈夫だよ、ベルクさん。 例えベルクさんがゲイル王の娘だとしても、そうじゃなかったとしても、私達は友達だよ! ベルクさんはベルクさんだよ! いつも笑顔で私に元気をくれる、大切な友達だよ!! …だからほら、泣くのは辞めよう。」 ベルクさんは私にぎゅっと抱きついてきた。 悲しい時は気持ちが落ち着くまで泣きなさい。 昔、お母さんに言われた言葉を思い出した。 私はベルクさんの気持ちが落ち着くまでそのまま動かなかった。 数分後…落ち着いたのか、ベルクさんは泣き止んだ。 そして、ベルクさんはよろよろと立ち上がった。 べ「…ごめんなさい。」 沙「全然平気だよ。」 ベルクさんは涙を拭った。 べ「晩餐会までまだ時間がありますので、御城の中を案内しますよ。」 沙「うん!」 部屋を出た瞬間に、人とぶつかってしまった。 その人は何やら資料を持っていたらしく、資料が床に散らばってしまった。 沙「すみません!大丈夫ですか?」 その人は何も言わずに資料を拾い始めた。 私も資料を拾うのを手伝った。 私には意味の分からない数式等が書いてあった。 拾った資料を渡すと、少し顔を背けられた。 「あり……がとう。」 それだけ言うと、その場を走り去っていった。 べ「彼の名前はアーシェス。この城の研究員の一人です。」 ベルクさんの御城の研究員…。 どんな研究をしてるんだろう? 沙「どんな研究をしてるんですか?」 べ「よく……分かりません。」 一瞬、隠しているのかな?と思ったけども、どうやら本当に知らないようだ。 べ「沙羅さんの困った顔、ばっちり頂きましたよ。 これは教官達に見せてあげないと!」 何時の間に撮ったのか、ベルクさんが写真を持っていた。 沙「他の人に見せるのは、絶対に駄目ですよッ!」 私達はそのまま、御城の中を歩き出した。 べ「それにしても、アーシェスが喋る何て…。」 ~シュリッツ城内部~ ?「…この計画は成功するのだろうな?」 ?「はい、誰一人として気付いては居りません。後は手筈通りに事が進めば…。」 ?「この計画が成功すれば、この国は我手に……ふふふはっはっはッ!」 私達の知らない所で、何やら不穏な計画が決行されようとしていた。 しかしその時の私達には、それを知る術は無かった。 絵の勉強しようかな……byスモーキー
https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/134.html
カセドリア連合王国軍アマテラス~修練の書~ 第11話 試験 後編 ニッシンさん達に連れられて、私達はグラウンドの中央にある巨大クリスタルに向かった。 そこには、他のクラスで試験を合格してきた人達も集まっていた。 べ「沙羅さん、貴方も合格していたんですね。」 私に気付いたのか、ベルクさんが私に近づいてきた。 沙「ベルクさんも合格してたんだね!」 べ「少し危ない場面もありましたが、何とか合格できました。」 何時の間にかゼノ君も近くに居た。 ゼ「この分だと、この最終試験も合格できそうだね。」 べ「そうですね。このまま皆で一緒に卒業しましょう!」 ベルクさんからレインさんが、ゼノ君からキルシュさんが共に合格してきていると聞いた。 やっぱり彼女達も合格してきてるんだね。 3人で次の試験がどのような物なのか予想していると、急に回りが騒がしくなった。 や「これより、最終試験を開始しますッ!!」 やふやふさんの一言で、周りの空気が変わった。 いったい、どんな試験なんだろう? や「最終試験はこのクリスタル内部で行います。」 やふやふさんがそう言うと同時に、巨大クリスタルが眩く輝いた。 気がつくと私達は、クリスタルが作った仮想空間内部に居た。 べ「どうやらここが、最終試験場の様ですね。」 私の近くには、ゼノ君とベルクさん。 そして、キルシュさんとレインさんも居た。 どこからともなく、やふやふさんの声が響いた。 や「この仮想空間内部に居る私に触れる事……これが、最終試験ですッ!」 べ「見つけても簡単には触れられなさそうですね。」 最終試験なんだから、簡単には合格できそうにないね。 ゼ「そうだね。多分教官達が護衛してると思うよ。」 キ「ここは分かれて探すよりも、皆で協力した方が良さそうね。」 5人で固まってやふやふさんを探す事になった。 レ「べ、別にあんたと組みたいから一緒に行動する訳じゃないからね! 勘違いしないでよ!!」 べ「はいはい、分かっていますよ。」 ベルクさんがやれやれと言った感じの返事を返した。 この二人、仲が良いんだか悪いんだか…。 5人でしばらくやふやふさんを探していると、倒れている生徒を発見した。 沙「どうしたの?大丈夫ですか?!」 倒れていた生徒を起こすと、弱弱しく何かを口にした。 「化け…が、きょう………。」 最後まで言い終わる前に生徒は光となった。 …化け? べ「どうやら、私達の予想はちょっと甘かったようですね。」 化け……、化け物? 沙「化け物?」 ゼ「化け物ってなんだろ? 仮想空間だから、モンスターがやふやふさんを護衛してるって事かな?」 なるほど、それなら納得できる。 けど、いったいどんなモンスターなのだろうか? キ「皆静かに!」 突然キルシュさんが静かにするように言った。 すると、遠くから遠吠えの様な物が聞こえた。 皆で其処に向かうと、兵士と思しき人影と、その周りを走り回っている狼達が居た。 そして、その中央にやふやふさんが居た。 べ「あれは…、ファントムウルフ?!」 ファントムウルフ…、その姿と強さとから『冥界の猟犬』と言われるモンスターだ。 ゼ「でも、ファントムウルフは一匹しか居ないんじゃないの?!」 レ「あんた馬鹿?ここは仮想空間なのよ、何匹居たっておかしくないわよ。」 確かに、仮想空間だからあれだけの数が居てもおかしくは無い。 そんな事よりも私が気になったのは、狼達の中央にいる兵士だった。 沙「あの顔、どう見ても人間じゃないんだけど?」 体は人間のようだけども、顔はまるで……狼の様な顔だった。 キ「仮想空間だから教官の誰かがあんな顔をしてるのか、それともあれが化け物なのかしら?」 皆で思案していると、不意に兵士が吠えた。 それと同時に、狼達は私達に向かって走ってきた。 べ「気付かれましたね。」 レ「何悠長に構えてんのよ、あんな狼くらい私が倒して見せるわ!」 そういうと、レインさんはジャッジメントレイを唱えた。 しかし狼達は無数の雷に降り注ぐ雷を避けた。 レ「そんなッ?!」 キ「こうなったら徹底抗戦よッ!」 キルシュさんが短剣を構えて迎撃の態勢をとった。 狼達は私達に近づくと、私達を囲むように広がった。 そしてまた、さっき聞いた遠吠えが聞こえてきた。 すると、狼達は物凄い速さで私達を囲んでいた円を縮めてきた。 しかしそれは私達を攻撃する為ではなく、何処へ運ぶような感じだった。 べ「いったい、何処へ連れて行くんでしょうか?」 狼の背中に乗せられて、私達はやふやふさんの所へ連れて行かれた。 や「あら、やっぱり沙羅さん達でしたか。」 やふやふさんまで10歩程の所で降ろされた。 沙「やふやふさんまであと少し、一気に走れば合格できる!」 私がそう言うと、皆がやふやふさんに向かって走っていった。 「一気に走れば触れる事が出来るかもしれない、理には適っている。だが」 もう少しの所で護衛をしている兵士に私達は吹き飛ばされた。 「それはこの俺が居なかったらの話だな。」 や「…相変わらず、手加減無しですね。」 ゼ「もう少しだったのに…。」 後一歩位だったろうか、合格できると希望を持った瞬間だっただけに、絶望も大きいようだ。 「隊長に触れたきゃこの俺を倒してから行け。」 そう言って私達の前に仁王立ちした。 俄かに狼達が騒ぎ出したと思ったら、私達の後ろにスモーキーさんが立っていた。 そしてそのままやふやふさんの所へ近づいた。 ス「おいおい隊長、最強の護衛をつけるって言うから来て見れば……こいつかよ。」 や「最強と言えば最強でしょう?」 ス「いくら仮想空間とは言え…まさか、ここまでとはな。」 沙「あの、スモーキーさん。この人は教官の誰なんですか?」 私は疑問に思っていた事をスモーキーさんに聞いていみた。 するとスモーキーさんは、兵士を指差しながら答えた。 ス「こいつは俺だよ。しかも、3年前のな。」 や「顔とかは変えましたよ、でもあの時の私にはこう見えましたけどね。」 やふやふさんが笑いながら言った。 ス「悪いが隊長、こいつを護衛につけるってんなら俺は沙羅達に加勢するぞ。」 や「どうして?」 やふやふさんはスモーキーさんの言葉に対して、不思議そうな顔をした。 確かにやふやふさんが不思議がるのも無理は無いと思った。 教官達は私達を落す為に居るようなものなのに、それが生徒に協力するというのである。 沙「どうして私達に協力するんですか?」 するとスモーキーさんは、自分のかばんの中から何やら液体の入った瓶を取り出した。 ス「こいつはな、お前らが適う相手じゃねえんだよ。」 そう言うと、手にした瓶を開けて中の液体と飲み干した。 飲み干したかと思うと、スモーキーさんの目が変化していた。 それと同時に、護衛の兵士が臨戦態勢になった。 「誰だろうと隊長に危害を加える奴は許さねえッ!」 ス「かかって来いや雑魚がッ!」 二人が私達とやふやふさんを挟んで戦い始めた。 や「賭けませんか?」 不意にやふやふさんが言って来た。 べ「教官とこの兵士の勝敗ですか?」 や「そうです。もしもスモーキーさんが勝ったら、貴方達全員を合格にしてあげます。 でも、スモーキーさんが負けた場合は…。」 沙「全員不合格って事ですね。」 ゼ「くやしいけど、僕達だけじゃ3年前の教官を相手に勝てそうに無いよ。」 ゼノ君の言うとおりだった。 スモーキーさんと兵士の戦いは、とても今の私達では出来そうも無いような戦いだった。 …まるで、本当の獣同士が戦っているような状況だった。 今の私達には、スモーキーさんが勝つことを祈る事しか出来なかった。
https://w.atwiki.jp/howain/pages/31.html
TIE/vnアクシス TIE/vnアクシス、通称TIE アクシス/ヴァンガードは、帝国海軍の電子戦機である。 スペック 機種名:TIEvnアクシス/ヴァンガード 製造元:シーナー&シグナス・フリート・システムズ社 級種:帝国軍複合型前衛電子戦闘機 分類:宇宙戦闘機 大きさ:全長9.8メートル 速度:3,700G、117MGLT、時速1,420キロメートル(大気中) 操縦要員:1名 乗員定員:なし 搭載機:なし 積載重量:50キロ 航続期間:2日 価格:315,000クレジット 動力機構:改良型シーナー&シグナス社製I-a2b太陽光イオン反応炉 推進機構:シーナー社製P-sz9.7イオン・エンジン 2基 航行装備:航法コンピュータ、シグナス社製超小型偏向シールド発生装置1基、高性能情報データリンク装置、各種センサー 武装:シーナー社製連動式L-s8.3レーザー・キャノン 2基、ボーステル社製連動式NK-2イオン・キャノン 2基、汎用ミサイル発射パイロン 6基 機体材質:チタニウム合金、クワダニウム(ソーラー・パネル) 概要 TIEアクシス/ヴァンガードは、銀河内乱時代に使用されていたTIEヴァンガードの後継機種であり、限られたリアクターの生成エネルギーを電子機器に供給するため、自慢の3対のブースターと、強力な武装の一部が省略されている。だが、その代わりに高性能情報データリンク装置や、偵察/撮影用ランターン、周波数調整装置や戦場戦闘配置統制システムの管制装置など、多くの最先端の電子戦のための装置が搭載されている。 TIEアクシス/ヴァンガードの任務はずばり、戦場の最前線と後方で指揮を執る指令船間の情報の齟齬を可能な限り減らすことにある。彼らは敵味方入れ乱れる大規模な戦闘機戦に投入され、危険な戦場を飛び交い、その中で撮影した映像や、情報、統制や士気などを分析し、それを司令部に報告するのである。リアルタイムでの正確な情報により、司令部は遠方からでも的確な状況と指示を判断することが出来るようになるのだ。また、TIEアクシス/ヴァンガードは通常のTIEアクシスよりもはるかに高性能なレーダーが装備されており、そのレーダー情報を指令船に送信してデータリンクにより共有化することで、指令船は自身のレーダーの範囲外の状況をすばやく察知することが出来るのだ。また、緊迫した戦闘宙域などではTIEアクシス/ヴァンガードを常時滞空させ、広範囲の状況を把握しようとする指令船も存在する。 だが、TIEアクシス/ヴァンガードの任務の中で、最も重要かつ他の機体では代替することの出来ない任務は、高度なターゲティング装置の情報や分析結果を味方に伝達したり、また大型艦船同士の艦隊戦で、敵艦の周囲を飛び回り、弱点や重要箇所をマークして味方の大型艦船に報告し、そこを砲撃させるなどの特殊な支援任務だろう。特に砲撃箇所のマークは混乱を極める艦隊同士の戦闘では必要不可欠の任務であり、TIEアクシス/ヴァンガードの存在のおかげで、帝国海軍は真共和国防衛軍を除く他のそれらを配備していないどの軍隊よりも、すばやく的確かつ効率的に敵を粉砕することが可能なのだ。 また、TIEアクシス/ヴァンガードは電子戦本来の戦法も身に付けており、敵陣営の使用する通信周波数に強力な妨害電波を放ったり、ミサイル・シーカーが無効化されてしまう高度なECM機雷、敵陣営の通信の盗聴や、味方陣営の通信を暗号化したり、敵の通信妨害を遮断してしまうなどの特殊任務に就くこともある。 TIEアクシス/ヴァンガードは短距離偵察の任務も行えるように設計されており、通常のTIEアクシスがミサイルなどを装備する汎用ミサイル発射パイロンに、偵察/撮影用のランターンを装備して偵察を行う場合もある。しかし、TIEアクシス/ヴァンガードを偵察に出す条件としては、偵察領域の完全な航空優勢が保たれていることや、通常のTIEアクシスでは精度が粗く、どうしても使用しなければならない場合を挙げる艦隊司令官たちは多い。TIEアクシス/ヴァンガードは極めて高価かつ貴重であり、そして重要なのだ。そのため、TIEアクシス/ヴァンガードは必要最低限のミッションでしか使用されず、通常の偵察や統制としては、ただのTIEアクシスが使用されることがほとんどである。 帝国海軍のTIEアクシス/ヴァンガードは基本的に各スター・デストロイヤーに6機ずつ、所属中隊とは別途に配備される。そして彼らは常に2機1組で行動するが、戦闘の真っ最中である宙域の中を飛行する場合は、スター・デストロイヤーの所属中隊から引き抜かれた3機のTIEアクシスの護衛を連れていく場合が多い。この護衛機のパイロットたちは、高価なTIEアクシス/ヴァンガードを死守するために選別されたエリート・パイロット達であり、TIEアクシス/ヴァンガードに忠実なパイロットたちである。 このようにTIEアクシス/ヴァンガードは、帝国海軍で使用されていた複数の電子戦機の機能を全て統括した、主に最前線での戦術的に極めて重要な存在である。だが、電子支援のための機器という機器をありったけ積み込んだTIEアクシス/ヴァンガードは、鈍重で、またTIEアクシスに比べアビオニクス室が膨れ上がっており、不恰好である。製造単価もTIEアクシスより6万クレジットも増加しているが、TIEアクシス/ヴァンガードの複数の前任機種をそれぞれ大量に製造して配備するよりは、人件費の観点からも、製造/維持費の観点からも、非常に能率的といえるだろう。だが、様々な電子支援機の統合機種であるTIEアクシス/ヴァンガードのパイロットたちには、今までのパイロット以上に複合的な技能が要求されており、要員の技術育成は通常より年数がかかる上、困難である。
https://w.atwiki.jp/rikku0805/pages/151.html
カセドリア連合王国軍アマテラス~鍛錬の書~ 第8話 聖女王の思い テ「貴女が、沙羅さんですね。」 特別な日でないと見ることができないティファリス様が、目の前に居る。 私は驚いてその場に固まってしまった。 テ「そう硬くならなくても大丈夫ですよ。」 沙「は、はいッ!」 私がカチカチになっていると、やふやふさんが肩に手を置いた。 や「頑張ってください。私達の命運は、貴女にかかっています。」 やふやふさん達の命運が私にかかっている? テ「反乱を起こされた皆さんのお気持ちは分かりました。 しかし上層部を処罰するのと同じ位、各国との結びつきを修復する事も重要です。 二つの事を一度にできるならどんなに良いでしょう…。 私の他にもう一人欲しいのです。 私は上層部を処罰します。だから沙羅さんには各国の王を説得して頂きたいのです。 各国の王にこの手紙を渡してください。」 沙「え?! …私にそんな事ができるでしょうか? ベルクさんの方が良いと思いますけど…。」 や「いえ、貴女だからこそお願いしたいのです。」 テ「どうか、私を信じて強行策に出ることだけは慎んでください。」 や「分かりました。皆には私から説明しましょう。」 ティファリス様が帰って行かれた後、私はやふやふさん達と話した。 や「こんな事を貴女に託してしまって、本当にごめんなさい。」 沙「そんな、謝らないでください。」 や「これは大変な任務です。 シュリッツ国等は比較的楽に了承してくれるでしょう。 しかし、賊と内通していると噂されたシルヴァン国は容易く了承はしないでしょう。」 ス「そこで、お前の出番だ。」 沙「何故そこで私の出番なんですか?」 ス「お前はベルクを賊の大軍の中から守ったじゃないか。 それを各国の王が聞いてな、特にフレイヤ王が関心したらしい。 だからお前なら、あのフレイヤ王を説得できると信じている。 まあ、気楽にやれよ。無理だったらそれで良い、俺に考えがある。」 スモーキーさんの最後の言葉に危ない物を感じた。 考えがある…? ……何とか了承してもらわないと。 私が行こうとすると、スモーキーさんが呼び止めた。 ス「もしもフレイヤ王が了承しなかったら、このロケットを渡してくれ。 それでもダメなら、俺の所に来ると良い。」 そう言って、ロケットを手渡してきた。 沙「必ず説得してみせますから大丈夫です! …でも、このロケットを渡したら必ず了承するというのはどうしてですか?」 ス「それは、お前が知るべき事じゃない。 まずはベルクが居るシュリッツ国から行った方が良いだろう。 シュリッツ城の前まで護衛する。」 沙「そんな、悪いですよ。」 ス「いや、これは隊長の命令だ。」 シュリッツ城まではモンスターも出ることなく辿り着いた。 ス「俺はここまでだ。これからどうなるかは、お前次第だ。」 それだけ言うと、スモーキーさんは元来た道を帰っていった。 シュリッツ城に近づくと、城門が降りてきた。 城内に入ると、ベルクさんが駆け寄ってきた。 私が戻ってきた事に驚いているようだ。 べ「何かあったんですか沙羅さん?!」 沙「何もあってませんよ。ただ、仕事を頼まれちゃっただけです。」 べ「仕事?」 沙「各国との結びつきの修復です。」 べ「つまり、父に会いに来た……という事ですね。」 沙「……うん。」 べ「分かりました、私も協力しますよ。」 沙「ありがとう、ベルクさん。」 さっそく謁見の間に通された。 ゲイル王は玉座に座っていた。 ゲ「おお、沙羅か。今日は何の用で来られたのかな?」 沙「お久しぶりです、ゲイル様。 本日は聖女王の使いとして参りました。」 聖女王の使いと聞くと、ゲイル王の顔が厳しくなった。 ゲ「ふむ。聖女王の使いが何か御用かな?」 沙「はい。カセドリアは各国に対し、和平を結びたいと思っています。 詳細はこの手紙にて。」 近くの衛兵に手紙を渡した。 その手紙をゲイル王が読んだ。 少しの間思案したかと思うと、了承してくれた。 ゲ「よかろう、わしもこの状況を打開しようとしていたところだ。 それに聖女王が講和を申し出ておる。 シュリッツ国のゲイルは了承したと伝えておこう。」 沙「ありがとうございます!」 ゲ「うむ。まこと、そなたが男ならベルの婿に迎えたいくらいだ。」 謁見の間を出ると、ベルクさんが待っていた。 べ「どうでしたか?」 沙「了承してもらえたよ。」 べ「そうですか。 それで沙羅さんは、他の国にも行かれるのですね。」 沙「うん。でも、これにはやふやふさん達皆の命がかかってるの。 だから、がんばるしかないんです!」 べ「そうですか…。でしたら、私も手伝います。」 沙「ありがとう。ベルクさんも一緒だと思うと、心強いよ。」 シュリッツ国同様、他の国も講和を快く了承してくれた。 そして残すは、フレイヤ王の居るシルヴァン国だけになった。 べ「そういえば、沙羅さんが持っているそのロケットは何ですか?」 ベルクさんは、私が持っているロケットを不思議そうに見てきた。 沙「これはスモーキーさんから渡されたんです。 フレイヤ王が了承しなかったら、これを渡せと言われました。」 べ「了承しなかったらですか? フレイヤ王にとって大事な物の様ですね…。 こっそり見てみませんか?」 沙「だ、駄目ですよ!」 べ「チラッと見るだけなら大丈夫ですよ。」 駄目と言ったものの、実は私も気になっていたのだ。 沙「…それじゃ、チラッとだけですよ。」 そう言って、ロケットの中身を見ようとした。 しかし、どんなに力を入れても、ロケットは開かなかった。 ベルクさんに渡してみると、何かに気付いたようだ。 べ「これは、魔法によって封印されてますね。 しかもこの魔法は、私では解除できません。」 沙「さすがスモーキーさん。私が覗かないように対策をしてましたね。 しょうがないですね。早くシルヴァン国に行きましょう。」 シルヴァン城に着くと、数名の兵士に取り囲まれた。 「貴女が沙羅か?」 私に向かって、兵士の隊長らしき人物が話しかけてきた。 沙「…そうですけど?」 「ここから先は、貴女一人だけで行って頂きます。」 べ「……しょうがありませんね。私は街で少し買い物でもして待ってますね。」 ベルクさんは町の市場に歩いていった。 「それでは、城内へご案内します。」 兵士に囲まれながら、シルヴァン城に入城した。 謁見の間に通されると、玉座にフレイヤ王が座っていた。 フ「貴女が…沙羅ね。」 沙「はい。本日は、聖女王の使者として参りました。」 フ「そう…。他の者は外して頂戴。」 「了解しました。」 すると、謁見の間の兵士が全員外へ出て行った。 フレイヤ王が玉座から立ち、私に近づいてきた。 フ「貴女とはこうゆう形じゃなくて、普通に会いたかったわ。 しかし、聖女王の使者がいったい何の御用かしら?」 美女として名高いフレイヤ王。 すぐ近くで私をじっと見つめながら、私の返事を待っている。 沙「まずは聖女王の手紙をお読みください。」 私はティファリス様の手紙を手渡した。 しかしフレイヤ王はその手紙を少し見ただけで、私の方を向いた。 フ「それで、何の御用なんかしら?」 手紙を読んでおいて何の御用って…。 賊と内通していると噂された事を凄く恨んでるみたいだね。 沙「カセドリアは各国に対し、和平を結びたいと思っています。」 すると、不意にフレイヤ王が笑い出した。 フ「和平?興味無いわ。」 沙「そんな、この講和には、カセドリアに反乱した人達の命が掛かってるんです!」 フ「それで?反乱軍がどうなろうと、私には関係無いわ。」 やっぱり、私では無理なのかな…。 私は俯いてしまった。 フ「ご用件は以上かしら?それなら、謁見は終わりね。」 私が謁見の間を去ろうとすると、フレイヤ王が呼び止めた。 フ「貴女のポケットから魔力を感じるんだけど、それは何?」 そういえば、スモーキーさんから渡されたロケットを渡して無かったね。 沙「これは今、反乱軍に居る私の恩人から貴女への贈り物です。」 私はポケットからロケットを取り出した。 すると、フレイヤ王の顔色が変わった。 私に駆け寄ると、ロケットを受け取った。 そして、まるで何かに取り憑かれたかの様な顔になった。 しかし、すぐにその顔は元に戻った。 フ「……。」 やはり駄目なのかな…。 私が謁見の間を出る寸前で、またフレイヤ王が呼び止めた。 フ「……分かったわ。講和を了承したと伝えておくわ。」 沙「は、はい!ありがとうございます!!」 私は急いでベルクさんの居る商業区に向かった。 商業区に着くと、ベルクさんがたくさんの物を買っていた。 べ「さすがフレイヤ王の国ですね。美しい絹や可愛い服等がいっぱいです。」 沙「そんなに買って、大丈夫なんですか?」 べ「一応迎えは頼んでありますから、大丈夫だとは思いますけど?」 ベルクさんが買った服を見ると、確かに可愛い服がたくさんあった。 沙「これ全部ベルクさんが着るの?」 すると、ベルクさんは顔を横に振った。 べ「違いますよ。こっちの可愛いのはヌアージュさんに渡してゼノ君に着て貰うんです。」 ……ベルクさんもそうゆう趣味があるのかな? その内私も着せられそうだね。 私が悩んでいると、不意に周りが騒がしくなった。 「反乱軍とカセドリア軍がシェルン緑地で激突したらしいぞ!」 「シェルン緑地と言ったら、カセドリアの首都から目と鼻の先じゃないか?」 「いよいよカセドリアも終わりか。」 べ「どうやら、反乱軍との交渉が決裂したみたいですね。」 沙「交渉は決裂していないはずです。これはきっと、何かの間違いなんですよ!」 べ「沙羅さん、現実を見てください! いまやこの大陸のほとんどを反乱軍が制圧しているのですよ? もはやカセドリアに服従する気が無くなったのでしょう。 やはり、カセドリアは滅ぶ運命なんですね……。」 沙「そんな運命なんて、私が変えて見せますッ!」 私は急いでシェルン緑地に向かった。 運命は、変えられると信じているからだ。 しかしこの時の私はまだ知らなかった。 運命を変えた先にある運命を……。 声を変えてみました。それなりに満足してますw byスモーキー